種類によっては1年の差が!?飼育前に知りたいクワガタの寿命

クワガタを飼育している際に、ひと夏で死んでしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。そのため、「クワガタも昆虫だから寿命が短いんだな」と思われている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、実際にはクワガタでも1年以上生きている種類がいる事をご存知でしたでしょうか?なんと、記録では7年近く生きていたという話もあるようです。

そもそも、クワガタには種類によって成虫になってから越冬、つまり冬眠する種類としない種類に分けることができます。

この、冬眠をしない種類に限っては、それこそ「ひと夏の寿命」となります。主に、ミヤマクワガタやノコギリクワガタなどです。それでも、上手く飼育すれば1年弱育つ場合もあるようですが、通常はやはり1ヶ月から3ヶ月ほどになります。

反対に越冬をする種類に関しては2年から3年、長くて5年ほど生きるといわれています。主に、オオクワガタやコクワガタ、ヒラタクワガタなどがこの種類になります。ただし、冬眠中に死亡するケースもあるようなので飼育環境に左右されるようです。

ここまでご紹介したクワガタは、どれも日本全国どこにでも生息が確認されている種類です。しかし、越冬できるものと出来ない種類の寿命の差はそれこそ1年以上ある事がわかります。

これらとは別に外国産のクワガタに関しては、その産地によって寿命は変化してきます。特に、暖かい産地からきたクワガタに関しては、元々越冬しないために冬に寒い場所で飼育すると死亡してしまうケースが多いようです。

ただし、外国産のクワガタの場合は冬も暖かい場所で飼育をさえすれば、短くて4ヶ月から半年、長ければ2年ほど長生きしてくれます。

また、メスやオスにも寿命の違いがあるとも言われています。一説には、メスの方がオスよりも寿命が長いと言われているようですが、実際のところ定かではないようです。

というのも、メスは産卵によって大分体力を使い果たしてしまうため、産卵を終えると同時に寿命を終えるとも言われているからです。そのため、メスのほうが寿命は短いという話もあります。

いずれにしても、クワガタを長生きさせるには、あまり活動させない事と種類に合わせた飼育方法が重要なようです。自然界で生きているクワガタが、飼育されているクワガタよりも寿命が短いと言われているのもその点があります。

自然界のクワガタは子孫を起こすために、一生懸命に天敵から身を守り、餌を採り、相手を探すためにライバルと戦ったり、厳しい自然環境の中で非常に活発的に生きています。

反対に、飼育されているクワガタは快適な環境の中で生存競争をまったくせずとも生きていけるため、あまり活動しなくてもすみます。この、生活環境の差に寿命の差が生まれてくるのです。

クワガタを飼育する際、少しでも長く飼いたい場合には、越冬をする種類を飼育する事。また、冬の間も快適な環境を整える事、そして、あまり活動的に動かさない事が重要になってきます。

動かないとあまり観察のしがいがないかもしれませんが、大事に育てていけば、クワガタは長い間飼育を楽しむ事ができる昆虫です。ひと夏だけとは言わずに、頑張って育ててみてください。